2015年 03月 31日
女性週刊誌における山下達郎の扱いが、35年前と変わってない… |
最初に断っておくが、発行元の光文社にケチを付けるわけではさらさらない。しかし今朝の見出しは、山下達郎ファンにとって何とも哀しいものだったのである。
中段に躍る文字。
「竹内まりや 夫贈った還暦感謝のプレゼント」
まりやの夫と言えば、ご存知山下達郎である。芸能界の「理想の夫婦」アンケートでも、常に上位にランクする二人である。
なのになぜ、こんなに持って回った言い方をするのか?
「山下達郎 妻に贈った還暦のプレゼント」
では売れないからか?
私は1980年の、達郎とまりやの結婚騒動当時を思い出した。
まりやは1978年にデビューし、「ドリーム・オブ・ユー」「September」「不思議なピーチパイ」などのヒット曲で、地位を不動のものにしていた。一方達郎は前年に大阪のディスコでブレイクしていたものの、全国区になったのは1980年5月に発売されたシングル「RIDE ON TIME」の大ヒットがやっとである。
その年の夏、「夜のヒットスタジオ」でまりやが突如
「山下達郎さんと、結婚を前提にお付き合いしています」
と宣言したのだ。これに芸能マスコミは過剰反応し、達郎のコンサート会場で達郎を追いかけたのだが芸能レポーターは誰が達郎だか分からなかったらしい(苦笑)。
そして、その結婚宣言を報じる女性週刊誌の見出し。
「竹内まりや ロックミュージシャンと結婚!」
それほどに、当時ネームバリューに差があったのだ。
しかしあれから35年を経て、達郎は誰もが知るビッグネームになった事に異論を挟む人はいないだろう。
35年経っても、女性週刊誌はこの扱いなのか、と思うと熱心な達郎ファンはただただ哀しいのである…
by hoshizaki0129
| 2015-03-31 22:06
| 音楽